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神経を抜いた歯(失活歯)は、数年すると黒ずんで来ます。これは「歯」は、神経(正確に言うと、神経に絡まりついている血管)から栄養をもらって水みずしく生きているのですが、神経を抜くと、木(山で見る大きな木)で言うと、枯れ木になってしまうのです。このような歯は今はセラミックを使って治療するのが主流となっていますが、他にも治療法があるので、それを説明致します。
どちらも、歯を削らなくて白く出来るという、いわば夢のような治療方法でした。信じられないかも知れませんが、昔は健康保険を使ってこの治療ができていたのです。ただ、数が増えると、一定の割合で副反応が生じる事が分かって来ました。その副反応が歯が割れると言う恐ろしい副反応なのです。歯が割れる??と思うでしょうが、歯が縦に割れると、痛みや悪臭がただよい、それを治すには歯を抜く以外無いのです。
歯を抜いて、歯抜けになったら、それはもう目も当てられません。たとえ黒ずんでいても歯があった方がまだ見た目はましです。
そんなこんながあって、まずは健康保険からこの①と②の方法が削除されました。そしてだんだん、①と②を扱う歯科医院は少なくなり、変わりにセラミックを安全な治療法として、その地位を確立してきたのです。
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